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レンタルもの感想あれこれ。

たまにはお気楽に(いつもじゃん)レンタル物感想など。

『団塊ボーイズ』(2007年)

団塊ボーイズ 俺としたことが新作に手を出してしまった。
(未見の『シティ・スリッカーズ』借りようとしたが単純にハーレーに惹かれてつい・・・。)
邦題は『ウォーターボーイズ』とか『フラガール』辺りの路線からなのでしようが私も原題のチーム名「Wild Hogs」(野ブタ)で良かったのにと思う。タイトル・ロゴもカッコつけてソリッド・ブラス調にせず、野ブタのマークをデン!と出した方が「あこのステッカー欲しい!」的な二次商業にも発展した筈。(いやそんなことはどーでもいいのですが。)
メイキングで監督さんが「六人の大物俳優を使って〜」云々と言ってましたが残念,これは年代の差だから仕方ないことだがこの”大物俳優”が私にはピンとこない。主人公四人組は確かにそこかしこでお見かけするお顔だが、我が世代的には”大物俳優”と云えばジャン・ギャバンやクラーク・ゲーブル辺りでありマックィーンやP・ニューマンでさへない。舘ひろし氏がいかにダンディに歳を重ねられようがそれとは全く関係なくやはり俺的には「クールス」の人,なのですね。
監督さん、自ら語る所の「大物俳優」の起用を意識し過ぎて役者さん達に好き放題やらせた結果、全体としてはかなり散文的なモノになってしまった印象を受ける。単車の突っ込みブチ当たりギャグなんかも既に『激走!5000キロ』でやってるしなぁ。おっさんたちへの応援歌なら『ミッドナイト・ラン』や『紅の豚』の方が遥かにクラッチ入る。ラストも何気に「えもう終わり?」って感じでフェード・アウト気味。
最後の”イージーライダーの人”も、う〜む、こういうファン・サービスと云うか「オーラスのかっさらい」って、こビン・けスナーの『ロビン・フット』辺りからの流行りなんだろか。しかも「時計を捨てろ」って言うまで誰か判らんかったし。ただ「大根」名高いトラボルタはこう云うクール振った三枚目キャラは中々に良いのではないかと。(そう云えば『グリース』ダニーの後年みたいだった。)
こう云う映画大好きなんですがねぇ。
お笑いかカタルシスかはたまた「がんばれ父ちゃん!」か,どれもが弱い。
オモロイだけに惜しい!残念!


『大冒険』(1965年)

大冒険 御存知クレージー・キャッツ(以下CC)の結成10周年記念作品。植木等氏演じるトップ屋植松の跳ぶ・跳ねるの超人的活躍。もちろんスタンド・イン多用ですが見る限り、植木氏自体かなり際どい危険なシーン(ビルの屋上、走る車上、吊り網etc)をこなしている。前半は東京〜名古屋ロケで、植松と国際偽造組織(日本支部幹部会のシーンはまさにショッカー!)、日本警察特捜本部の三つ巴のドタバタでこのまま突っ走るのかと思いきや後半はいきなり空想特撮映画の様相を呈してくる。
この時代CCは無責任シリーズ、日本一の男シリーズ、クレージーシリーズと数多くの作品を残しているが今観ると正直言って声を出して笑えるものは少ない。がこの映画、米国人のお友達がいる人は見せて自慢して下さい。後半、特にクライマックス・シーンなどまんま某考古学者ジョーンズ博士の一作目と同じです。スピルバーグさへパクったクレージー、やはり偉大です。
が植松がなにゆえ悦子(団令子嬢)みたいな嫌な女に眼の色変えるかは結局理解出来ず。ドロンジョ様役(笑)の越路吹雪嬢はお美しい。
あと発売元様,レンタル版ジャケはもっとこぅ、007のRobert McGinnisばりのド派手で楽し気なものにした方が回転がよろしいかと思いますが草々。


『祭りの準備』(1975年)

祭りの準備 公開は1975年だが昭和30年初頭の高知県中村市(現・四万十市)が舞台。主人公・楯男に当時新人の江藤潤氏。この頃グローイング・アップ的役を演ったらこの人、天下一品でしょう。楯男の憧れる幼馴染みのインテリ・涼子にこれまた新人の竹下景子嬢。性欲悶々の楯男を「不潔!」などと罵りながら、都会から来た憧れの左翼系大センセイに抱かれ捨てられた後の豹変振りは脅威、楯男の勤める銀行の宿直室に逆夜這いをかける迄の暴挙に出る。箍(たが)の外れた人間のコワさを垣間見た。ヒロポン中毒で頭がおかしくなり都会から帰って来た、孫ほど歳の違う娘を追い回す楯男のおじい(浜村純氏)の末路も悲し。
しかしこの映画、久々に観たのたがかなりキワどい描写が多い。
女狂いの旦那(ハナ肇氏)には既に愛想を尽かし、息子を偏愛する楯男の母(馬渕晴子嬢)。楯男は楯男で、友人の仕立て屋の近親相姦現場を目撃したその夜、母を抱く夢にうなされる。こんな場面があったなんざ今回観直すまで気が付かなんだ。
それにしても戦後の田舎を舞台にした映画にこう云った閉鎖的風土かつ刹那的な性描写が多いのは何故だろう。確かに私の育った山間部近隣でも、昭和30年以前は「夜這い」の風習があったらしいが、さすがにこの映画程の話は聞いたことはない。(ま映画だから当り前なのですが)
『竜馬暗殺』『鉄拳』と何かと土佐と縁のある原田芳雄氏演じるチンピラ「利ちゃん」が良い。悪い奴だが話してみると以外にイイ奴,または結構いい奴なんだがやってる事は犯罪。白黒明確な人間なんざいないと云う好例。こんな兄ちゃん、確かに昔オレの周りにもいました。
公開当時劇場鑑賞された、中村市民の方の感想など是非お伺いしてみたい。
また作中、日活映画がチラと観られたのはうれしかった。
倦怠感と土臭いエロスのATG映画群、ヤングなキミも是非。

 題名の太字クリックで公式サイト及びキネ旬ストーリー詳細に飛びます。

| 未分類 | 01:45 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

おっ!!
hawkさんには珍しく新作ではないですか!!
「団塊ボーイズ」は映画館の予告を観て気になってました!
ジョン・トラボルタは最近おもしろみがなかったので、
久々の三枚目のような気がして・・・。
個人的には「ベイビー・トーク」のトラボルタが好きです(笑)
もうレンタルされてるんですね! 

「祭りの準備」も興味あるな〜。観てみたいと思います!


| しぃ | 2008/09/09 09:45 | URL | ≫ EDIT

しぃさま
え〜何気にお互いのブログでのコメント・タイトルが
感嘆詞のオンパレードの様な・・・。(笑)

「団塊ボーイズ」ちょっと中途半端でしたが中々面白かったですよ。
トラボルタ、オレは割とOKな俳優さんス。
「パルプ・フィクション」とか天使役とか・・・。
とにかく今回の映画では取り合えず四人の中では一番安心して見てられましたバイクに乗るシーンでは・・・。
ってそれじゃ「ベイビー・トーク」と同じじゃん!!


| hawk | 2008/09/09 17:19 | URL | ≫ EDIT















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